ドラマワーク・ファシリテーター・トレーニングは、ドラマセラピーをじっくり味わってもらいながら、ドラマワークとして実践できるスキルを身につけてもらうというものです。
ドラマセラピーの代表的理論のほか、インプロ、サイコドラマ、プ
ドラマセラピー統合的五段階モデルの全過程を体験していただける
ご自身のドラマワークをデザインできるように考えています。
ドラマセラピーを体験的、理論的に教えるのは、ドラマそのもののパワーをちゃんと理解し、その上で、安全にドラマワークをプランニングできるようにするためです。
ドラマセラピストになれるコースではありませんが、どのくらいの深さでドラマワークをするのかは、個人の力量とその後のトレーニングにかかるのだと思います。そのベースとなる知識とスキルを教えられたらなと思っています。
2005年から日本で活動を開始し、ドラマセラピーという全く知られていない分野を仕事にするのは、本当に大変なことでした。
その間、いろいろな方がアドバイスしてくださいましたが、その中には、「資格にして講座として紹介したほうがいい」という意見が何度も出てきました。
その度にセラピストの養成は、簡単なことではないし、私一人ですべきことではないから無理だと話していました。
当時の私は、まずは「知ってもらう」「現場を増やす」ということが目的でした。
現場を増やす。。。と言っても、私の体は一つですから限界もあります。日本ではドラマセラピストは4人だけでしたからそれぞれがそれぞれの仕事をやっていく、というだけです。
ということで、今も、ものすごくたくさんの人に知ってもらえているわけではないだろうし、現場もできる人がやれるだけしか広がってはいないでしょう。
ドラマセラピーを学びたい!と言ってくださる方が時々いるのですが、なかなかその場を提供できずにいました。私自身も、ドラマセラピーを教えるということはだんだん諦めてきていました。
最近では、ドラマセラピストではない方が「ドラマセラピー」といってワークをしていることもあります。それがどういうものかは分かりませんが、その体験がいいものかどうかは、資格どうこうよりも、セラピストの力次第なのだと思います。そして、こうやって、本物かどうかは分かりませんが、言葉自体が育っていくことは、知られていくためには重要です。
でも、ドラマセラピストだからこそ、やっぱりドラマセラピーを教える場所があったほうがいいんだなーとようやく思えるようになりました。そして、心理療法としてドラマセラピーを学ぶのは、時間もかかり、勉強すべきこともたくさんありますが、ドラマワークなら、もっと気軽に学べるのではないかと考えました。
演劇(ドラマ)のトレーニングで使われるエクササイズやゲームは、想像力や自発性、創造性を育て、個人の自己表現の幅を広げます。かつ、その交流的なワークは、コミュニケーション能力や社会スキルの向上、チームビルディングにも役立ちます。ドラマワークとは、そういうエクササイズやゲームをワークショップで実践することで、教育、心理、福祉などだけでなく、会社などでも役立てられています。
この講座では、ドラマワークを、様々な対象者に合わせて、適切に行う方法を教えていきます。
このトレーニングは、講義とワークショップで構成され、2つの課題をやっていただきます。Treehouse Studio からドラマワーク・ファシリテーター・トレーニングの修了証が出ます。
スケジュール 月1回、1年間のコースです。
2019年は東京で開催の予定です。
4月20日、5月18日、6月29日、7月20日、8月24日、
詳しくはこちらをご覧ください。(クリックしてください)